製品安全

Vol.295  9月26日号 「家具の組立てミスによる事故」

 
                  2017.9.26 VOL.295
====================PSマガジン(製品安全情報メールマガジン)====
              製品安全についての情報をお届けします。
                                  (第2・4火曜日発行)
               ‥‥‥‥………………………………‥‥‥‥‥
              NITE(ナイト)[独立行政法人製品評価技術基盤機構]
                             製品安全センター
====================================================================
                                  
  普段、意識することはあまりありませんが、家具は私たちの生活に欠か
  せない生活用品です。ラックや椅子などの家具の中には組立て式のもの
  も数多くありますが、誤った組立てによる事故が発生しています。
  今回は、誤った組立てによる家具の事故について紹介します。 

======================================================================
               項目一覧 
======================================================================
1.家具の組立てミスによる事故

2.製品事故収集情報( 9月6日~9月19日 受付 97件)

3.リコール情報( 2件)

4.その他の製品安全情報
    ・iPod nanoの製品事故に係る定期報告
  ・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について

===================================
          1.家具の組立てミスによる事故
===================================
                                  
  【事例1】
    パソコンラックの下部を組立てた状態で、パソコン周辺機器を置い
    たところ、机が転倒して、フローリングに傷がつき、足に打撲を負
    った。

   →当該製品は、メインテーブルの上下に棚が設けられたパソコンラッ
    クであり、使用者が上部棚を取り付けていない段階で、パソコン等
    を設置したため、横方向への力が加わり、支柱が傾いて倒れたもの
    と考えられます。
    なお、取扱説明書には「各部の組立がなされていることを確かめる。
    不十分な組立で使用中、破損、転倒し、けがや周囲の物を破損する
    恐れがある」旨、記載されていました。


  【事例2】
    アームチェア(組立式)に着座中、椅子枠から座面が外れて転倒し、
    負傷した。

   →当該製品の座面は布製で左右は木枠にホチキス止めされており、前
        後は袋縫い部分に横木を通して固定するものでした。使用者が組み
        立てる際、前後の袋縫い部分に横木を通していなかったため、座面
        に加わる荷重を支えきれず、座面が外れ転倒したものと考えられま
        す。
    なお、組立説明書には、横木を座面の袋縫いに通す手順が横木の向
    きとともに図示されていました。


  【事例3】
        椅子(組立式)を踏み台として使用したところ、脚部が曲がり、転
    倒し、負傷した。

   →当該製品は2本のパイプ状の脚部部品を交差させて交差部を座面底
    部にネジで固定するものでした。使用者が2本の脚部部品の向きを
    誤って交差させて取り付けたため製品が後方に傾いた状態となって
    おり、使用者が踏み台として使用していた際にバランスが崩れて事
    故に至ったものと考えられます。
    なお、取扱説明書には左右脚部の組立て時の向きが図で示されてい
    ました。

  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  【事例1~3の注意事項】
    組立て式の家具は取扱説明書に従って組立ててください。また、完成
   後は各部の組立てがなされていることを確かめてください。


   家具に関する資料も併せてご参照ください。
  (注意喚起ミニポスター(動画等) 「3-32家具」)
   http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/index.html#product3-32

   その他の事故事例は、「事故情報の検索」で「家具」等をキーワード
   に検索していただけます。
   http://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/search/index.html

===================================
            2.製品事故収集情報            
===================================                               
          消費生活用製品の事故情報収集状況     
                    ( 9月 6日~ 9月19日  受付 97件) 
  NITEに通知のあった事故情報から、件数の多い製品を掲載します。

    ======================================================== 
         製品名                      (事故状況と件数)
      1. 幼児用乗物(三輪車、手押し棒付) (製品破損  13件)
     2. ACアダプター                (製品破損   7件)
     3. 扇風機                           (火災       5件)
     3. ノートパソコン                   (火災等     5件)
     5. 照明器具                         (火災       4件)
     5. パソコン                         (製品破損等 4件)
    ======================================================== 

   最新事故情報(これまでの受付情報もご確認いただけます)
   http://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/information/index.html

   事故情報の提供をお願いいたします。
   事故の再発防止のため、有効に活用させていただきます。
      http://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/shushu/index.html

===================================
               3.リコール情報
===================================                          
   パナソニック株式会社(法人番号 5120001158218)                       
               「液晶テレビ」      9/13  (HP)
   【詳細】 https://panasonic.co.jp/ap/s/lcd/

   キャスキッドソンジャパン株式会社(法人番号 1010401115320)
               「ドリンクボトル」   9/14  (HP)
   【詳細】 http://www.cathkidston.jp/f/inews-2-16

===================================
           4.その他の製品安全情報
=================================== 
             iPod nanoの製品事故に係る定期報告         

                             経済産業省

  平成29年9月15日付、Apple Japan合同会社(旧 アップル ジャパン株式
    会社)の経済産業省へのiPod nano(第一世代)の製品事故に係わる定
    期報告がありました。平成29年 7月 1日から31日までの本体・バッテリ
  ー交換件数は1,569件となっています。同社が対策を開始した平成22年8
  月11日以降の本体・バッテリー交換件数の累計は279,718件となってい
  ます。
    http://www.meti.go.jp/product_safety/download/kouhyou170919_1.pdf

   ----------------------------------------------------------------  
        消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について   

                              消費者庁

  消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告の
  あった重大製品事故について、以下のとおり公表しています。

      9/15  13件 http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/consumer_safety_release_170915_0001.pdf  
   9/20   8件  http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/consumer_safety_release_170920_0001.pdf
      9/22   7件  http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/consumer_safety_release_170922_0003.pdf
      9/26   6件 http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/consumer_safety_release_170926_0001.pdf

===================================
                編集後記

   なぜ、組立てミスをするのでしょうか?組立説明書をきちんと読んで作
    業をしたつもりでも組立てミスをしてしまうことがあります。見間違い、
  見落とし、早合点等が要因として考えられると思います。電車に乗った
  ら、しばらくしてから目的の方向ではなく逆方向へ走っていることに気
  付いた・・・なんて経験をした人はいると思いますが、見間違いや早合
  点という点では同種のミスなのだと思います。
  人間は誤認識、誤判断をする動物であることを自覚することが組立てミ
  ス防止の第一歩なのかもしれませんね。
    
===================================

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 
                                                          
  PSマガジン配信先の紹介等PSマガジンの普及にご協力をお願い致
  します。また、社内報や広報誌、回覧板などへの掲載も歓迎致します。
                                                              
  PSマガジンに関するお問い合わせ、「その他の製品安全情報」欄へ
  掲載のご希望などがありましたら、以下のメールアドレスまでご連絡
  ください。
   Eメール:ps【アットマーク】nite.go.jp
  (メールを送る際は【アットマーク】を@に変えてください)                      
                                                             
  配信登録や解除、配信メールアドレスの変更は、下記HPからお願い
  致します。(PSマガジンのバックナンバーも掲載しています)              
   http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/mailmagazin/index.html

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
         【編集・発行】 独立行政法人  製品評価技術基盤機構
                  (法人番号 9011005001123) 
                 製品安全センター リスク評価広報課
                http://www.nite.go.jp/jiko/index.html

PDFファイルをご覧いただくためには、Adobe Reader(無償)が必要です。Adobe ReaderはダウンロードページGet ADOBE READERよりダウンロードできます。

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  リスク評価広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図