Vol.284 3月28日号 「リコール対象製品による事故」
■■■◆ 2017.3.28 VOL.284
==■ ◆===========PSマガジン(製品安全情報メールマガジン)====
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■ ■ (第2・4火曜日発行)
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■ NITE(ナイト)[独立行政法人製品評価技術基盤機構]
■■■ 製品安全センター
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気づかないままリコール対象製品を使っていませんか?また、リコール
対象製品であることを知っているにもかかわらず使用を続けていません
か?事業者がリコールを実施している製品による事故が度々発生してい
ます。事業者もさまざまな媒体を使ってリコール情報の周知を図ってい
ますが、それでも、一般家庭に残っているリコール製品が事故を引き起
こしているようです。今回は、今年度発生した「リコール対象製品によ
る事故」を紹介します。
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項目一覧
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1.リコール対象製品による事故
2.製品事故収集情報(3月8日~3月21日 受付 87件)
3.リコール情報( 5件)
4.その他の製品安全情報
・JMOOC講座「安全の共通理念を学ぶ 安全学入門」のご案内
・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について
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1.リコール対象製品による事故
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【事例1】
石油ふろがまを使用中、当該製品を焼く火災が発生した。
→過去の修理・点検が不適切だったため、空焚きとなった際に空焚き防
止装置が作動せず、火災に至ったものと考えられます。
【事例2】
自転車で走行中、転倒し、負傷した。
→クイックレリーズの固定が不十分な状態であった上に、走行中にクイッ
クレリーズが緩んだ際、レバーの形状が車輪と一緒に回転するブレー
キ部品に接触する構造であったため、レバーがブレーキ部品に巻き込
まれて前輪が外れ、事故に至ったものと考えられます。
【事例3】
パソコンの内部が焼けた。
→内部電源配線のコネクターに本来の仕様とは異なる材料が使用されて
いたため、コネクターの絶縁性能が劣化し端子間でショートしたもの
と考えられます。
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◇上記事例は、すべて事業者のリコール実施後に発生しました。
◇リコール情報については、NITEホームページで「リコール情報」を公
開しているほか、「社告・リコールの検索」で、製造事業者・販売事業
者の名称や製品の名称、型番などを元に検索いただけます。
(リコール情報)
http://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/recall_new/index4.html
(社告・リコールの検索)
http://www.jiko.nite.go.jp/php/shakoku/search/index.php
◇ご使用の製品がリコール対象製品に該当する場合は、直ちに使用を中
止して、必ず事業者に連絡してください。また、倒産などによって連
絡がつかない場合は適切に廃棄してください。
■リコールに関する資料も併せてご参照ください。
(注意喚起ミニポスター(動画等) 「1-37ACアダプター・充電器」)
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/index.html
(2015年度5月プレスリリース)
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2015fy/prs150528.html
(社告・リコールのリーフレット)
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/leaflet/
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2.製品事故収集情報
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◆◆◇ 消費生活用製品の事故情報収集状況 ◇◆◆
(3月8日~3月21日 受付 87件)
NITEに通知のあった事故情報から、件数の多い製品を掲載します。
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製品名 (事故状況と件数)
1.衣類(Tシャツ) (軽傷等 9件)
2.電気ストーブ (軽傷等 6件)
3.石油ストーブ (死亡等 5件)
4.エアコン (火災等 4件)
5.ガスこんろ (軽傷等 3件)
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衣類(Tシャツ)は、着用したところ皮膚炎を発症したという9
件の同種事故です。
◇最新事故情報(これまでの受付情報もご確認いただけます)
http://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/information/index.html
■事故情報の提供をお願いいたします。
事故の再発防止のため、有効に活用させていただきます。
http://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/shushu/index.html
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3.リコール情報
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◆ポップリベット・ファスナー株式会社(法人番号 7010001029139)
「電動工具」 3/22(HP)
【詳細】 http://www.blackanddecker-japan.com/news/pdf/20170322_drills.pdf
◆富士フイルム株式会社(法人番号 2010401064789)
「カメラ用フラッシュ」 3/21(HP)
【詳細】 http://fujifilm.jp/information/articlead_0460.html
◆株式会社スイソサム(法人番号 9300001008012)
「ウォーターサーバー」 3/17(HP)
【詳細】 http://www.suisosum.co.jp/news/
◆株式会社ノーリツ(法人番号 6140001010383)
株式会社ハーマン(法人番号 5120001099668)
「温水式浴室換気乾燥暖房機」 3/16(HP)
【詳細】 http://www.noritz.co.jp
http://www.harman.co.jp
http://www.tokyo-gas.co.jp
http://home.osakagas.co.jp
◆有限会社いけだや(法人番号 8380002016874)
「パティオヒーター」 3/14(HP)
【詳細】 http://www.ikedaya.net/recall.pdf
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4.その他の製品安全情報
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◆◆◇ JMOOC講座「安全の共通理念を学ぶ 安全学入門」 ◇◆◆
のご案内
日本オープンオンライン教育推進協議会
安全の哲学、価値観、定義、目標、構造、責任、実現手段・プロセスの
基本についての講義を、オンライン上で開講します。
【開 講】2017年4月1日(土)~2017年6月30日(金)
※受講登録期間は2017年3月1日(水)~2017年6月30日(金)
【受講料】無料
【詳 細】 https://www.fisdom.org/F00000013/
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◆◆◇ 消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について ◇◆◆
消費者庁
消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告の
あった重大製品事故について、以下のとおり公表しています。
3/28 7件 http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/170328kouhyou_1.pdf
3/24 7件 http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/170324kouhyou_3.pdf
3/17 7件 http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/170317kouhyou_1.pdf
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編集後記
消費者へリコール情報を届けるための方法はさまざまです。
多くの方が、折り込みちらしや電車内の広告などでリコール情報の告
知を見かけたことがあるのではないでしょうか。そんな時は、ちらり
と見るだけにしてしまわないで、自宅で使っている製品で心当たりが
無いか、注意を傾けるようにしたいものです。
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製品安全センター リスク評価広報課
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