Vol.145  5月10日号「子どもに関する製品事故」
■■■◆
■ ◆========= 製品安全情報マガジン(PSマガジン)==========
■■■◆ PSマガジンは製品安全についての情報を
■ ■■■ お届けします。 (第2・4火曜日発行)
■ ■ <等幅フォントでご覧ください>
■■ ・・・‥‥…………………………………‥‥・・・
■ 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE・ナイト)
■■■ 製品安全センター 製品安全調査課
http://www.jiko.nite.go.jp/
==================2011. 5.10 Vol.145 ==================
今回は、子どもに関する製品事故をご紹介しています。NITEからのお知
らせでは、ちらし「リコールなど注意を呼びかけています」の追加を掲載して
おります。
======================================================================
目次
======================================================================
1.製品事故収集情報
・子どもに関する製品事故
・消費生活用製品の事故情報収集状況(4月20日~4月26日受付35件)
2.社告・リコール情報(1件)
3.NITEからのお知らせ
・「注意喚起ちらし」の追加について
・災害復旧時の製品事故の防止について(注意喚起)
4.関係機関の製品安全情報
・製品安全ガイド 楽しくまなぶ!製品安全のきほん 経済産業省
・リコール情報ポータルサイト
・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について
消費者庁
・R-Map実践研究会 研究員募集 財団法人日本科学技術連盟
5.編集後記
===================================
1.製品事故収集情報
===================================
◆◆◇ 子どもに関する事故 ◇◆◆
◇今回は、ご注意していただきたい子どもに関する事故事例をご紹介し
ます。
(事例1)電子レンジを使用する際、扉を開いたままにしていたところ、
幼児が扉をつかんだため、電子レンジが落下しけがをしました。
----------------------------------------------------------------
→ 開いた状態の電子レンジの縦開き扉が、幼児の手の届く高さであっ
あったために、扉をつかみが電子レンジが落下したものと推定されま
す。
(事例2)加湿器をカウンター上に置いて使用中、幼児が電源コードに
引っかかったために加湿器が落下し、やけどを負いました。
----------------------------------------------------------------
→ 電源コードが床にたるんだ状態になっていたため、幼児が電源コー
ドを引っかけ、加湿器が落下し、湯がかかったものと推定されます。
なお、本体及び取扱説明書には、「火傷のおそれがあるため、幼児の
手の届く範囲で使用しない」旨の記載がありました。
◇事例1,2のように、子どもが扉やコードに触れたために電気製品等が
落下し、ケガを負ったり、熱湯がかかりやけどを負う事故がありま
すので、ご注意ください。
----------------------------------------------------------------
◆◆◇ 消費生活用製品の事故情報収集状況 ◇◆◆
(4月20日~4月26日 受付35件)
NITEに通知のあった事故の傾向をみるために、上記期間内で収集件数の多
い5製品を掲載しています。なお、事故原因については現在調査中です。
製品名 (事故状況と件数)
================================================
1.ガスこんろ (火傷等3件)
2.ガス給湯器 (火災等2件)
電気洗濯機 (火災等2件)
石油給湯機付ふろがま (火災等2件)
ガス栓 (火災等2件)
ガスこんろは、グリルが点火しなかったために点火操作を繰り返した
後、グリルの扉を開けたところ、グリル内から炎が出て、顔面にやけ
どを負った事故等です。
最近1週間に受付をした事故情報について毎週金曜日に以下のNITEホーム
ページで公表しています。
→ http://www.nite.go.jp/jiko/sokuho/index20.html
===================================
2.社告・リコール情報
===================================
◇株式会社ユーイング(旧森田電工株式会社)「セラミック温風ヒーター」(HP)
(2011/4/19)(無償(点検・修理))当製品の接続部において、発煙又は発火の
可能性がある事が判明。*1995年12月18日及び1998年2月9日、無償点検・修
理を実施する旨の告知を新聞社告に掲載し、また、1998年9月17日からホー
ムページ上で注意喚起を呼び掛けています。
【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2011041901.html
■NITE社告・リコール情報のページ■
【過去1年間の社告・リコール情報】
http://www.nite.go.jp/jiko/index4.html
【社告・リコール情報の検索】
http://www.jiko.nite.go.jp/php/shakoku/search/index.php
===================================
3.NITEからのお知らせ
===================================
◆◆◇ 注意喚起ちらしの追加について ◇◆◆
NITEで収集した事故情報を基に作成した注意喚起ちらしをホームページ
に掲載しております。ダウンロードできますので、地域や社内回覧にご利
用ください。白黒印刷にも対応しております。
注意喚起ちらし追加
2011.5.10 リコールなど注意を呼びかけています(No.21)
http://www.nite.go.jp/jiko/chirashi/data/pdf/44_recall21.pdf
内容:バット、ガラステーブル
注意喚起ちらしのホームページ
http://www.nite.go.jp/jiko/chirashi/chirashi.html
◆◆◇ 災害復旧時の製品事故の防止について(注意喚起) ◇◆◆
(2011/4/28)
災害の復旧までは、ガス・石油機器や小型発電機等を使用する機会が
増えることが予想されますが、これらの製品は、使い方によっては火災
や一酸化炭素(CO)中毒などの事故を引き起こす危険があります。
特に、屋内で小型発電機を使用したことによる一酸化炭素(CO)中毒事
故など震災の影響による事故も発生しております。これらの事故を
防止するため、下記のHPの注意事項を守って正しく使用してください。
【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/press/prs110428.html
===================================
4.関係機関の製品安全情報
===================================
◆◆◇ 製品安全ガイド 楽しくまなぶ!製品安全のきほん ◇◆◆
経済産業省
【詳細】 http://www.meti.go.jp/product_safety/guidance/index.html
◆◆◇ リコール情報ポータルサイト ◇◆◆
消費者庁
【詳細】 http://www.anzen.go.jp/recall/index.html
◆◆◇ 消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について ◇◆◆
消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあっ
た重大製品事故について、以下のとおり公表しています。
5/10 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/110510kouhyou_1.pdf
4/28 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/110428kouhyou_4.pdf
----------------------------------------------------------------
◆◆◇ R-Map実践研究会 研究員募集! ◇◆◆
~ 製品安全に関する異業種交流会 ~
財団法人日本科学技術連盟
企業にとって重要なリスクマネジメント、その対応に有効なR-Map手法を
用いて、事例中心に検討しています。皆さまからお困りの問題を提起して
いただき、それに対して製品安全および製造物責任に関して経験豊富な実
務家・専門家が解決の糸口を互いに議論し、助言いたします。
◆期 間:2011年5月~2012年3月(全8回)
◆会 場:東京・日科技連 東高円寺ビル
◆参加費:有料
【詳 細】 http://www.juse.or.jp/reliability/105/?mail110510
▼下記の申込書をダウンロードし、お申込みください▼
http://www.juse.or.jp/reliability/105/attachs/R-Map_2011_1.doc
===================================
5.編集後記
===================================
今週取り上げた子どもの事故については、大人でもコードに引っかかって、
物が落下するということありますので、お気をつけください。
・・・‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・
◇事故情報の検索
NITEのHPでは、調査が終了した事故情報を検索できます。
http://www.jiko.nite.go.jp/php/jiko/index.html
◇事業者、消費生活センター、地方自治体等からの製品事故情報をご提供く
ださい。
NITEでは、暮らしの中で起こった製品の事故情報を集めて調査し、その結
果を公表して製品事故の未然・再発防止に役立てています。
通知様式等は以下のホームページをご覧ください。
【通知様式】 http://www.nite.go.jp/jiko/index10.html (Word版・PDF版)
【送付先】 mailto:jiko@nite.go.jp Fax 06-6946-7280
【問い合わせ先】 mailto:jiko@nite.go.jp
・・・‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・
※このメールマガジンは配信登録いただいたメールアドレスに配信しています。
間違えて配信されていましたら、お手数ですが、以下のメールアドレスまでご
連絡ください。( mailto:ps@nite.go.jp )
このメールマガジンに関するお問い合わせ、転載のご要望等は、以下のメー
ルアドレスまでお願いいたします。( mailto:ps@nite.go.jp )
「関係機関の製品安全情報」欄へ掲載のご希望がありましたら、以下のメー
ルアドレスあてにご相談ください。対象は製品安全に関連する情報です。
( mailto:ps@nite.go.jp )
配信の登録解除・配信メールアドレスの変更はこちらから
http://www.nite.go.jp/jiko/psm/index.html
・・・‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・
【編集・発行】 独立行政法人製品評価技術基盤機構
製品安全センター 製品安全調査課
PDFファイルをご覧いただくためには、Adobe Reader(無償)が必要です。Adobe Readerはダウンロードページ
よりダウンロードできます。
お問い合わせ
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター 製品安全広報課
-
TEL:06-6612-2066
FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図







